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社長コラム:PRESIDENT’S COLUMN

vol.029気持ちよい汗を皆様と共に。

汗をかくこと。
気合いを入れて走る、したたる汗。
ウェイトトレーニングの中、流れる汗。
皆と共にかく練習後の汗。

厳しい仕事に立ち向かう前の冷や汗。
夢中でこなす仕事中の必死の汗。

お客様と共に流す仕事の汗。
仲間と共に流す仕事の汗。
前向きな心、前向きな姿勢、前向きな行動に伴う汗。
汗は心の涙。

汗をかくって、気持ちがよい。

10年間、誠意を大切に一生懸命、汗を流して参りました。
大変気持ちよく、汗をかいて参りました。
これからも、皆様と共に気持ちのよい汗かいて参りたいと思っております。

ご挨拶
おかげさまをもちまして、ドームは本年、創業10周年を無事迎えることが出来ました。

今後、更に10年、更に10年・・・とドームは皆様と共に力を合わせ、スポーツの素晴らしさを語り続け、スポーツ人口の増加による健康で豊な社会作りを目指して、精一杯努力を続けて参ること、まずは皆様にお約束申し上げたいと存じます。 10年という期間、個人的に見れば非常に長いものと感じております。これほどの期間を皆様からご支援頂けたことはとても有難い事であり、正に心の底から感謝、感謝、感謝の気持ちで一杯です。本当に有り難うございます。 反対に、一企業として「社会の一員」としてみた場合、まだまだ駆け出しの新参者です。やっと10年、まだまだ10年です。皆様からのご指導ご鞭撻、ご支援を糧に、これからは「社会の一員」として、より「立派」な組織を目指し更なる努力を続けて参る所存でございます。

「立派」な組織・・・それは「社会に貢献できる組織」であると私は思っております。ご先達の方々の多大なる努力の結果、日本という国は世界で第二番目の規模を誇る大きな経済国家となりました。戦後の貧しく、苦しい時期を必死に乗り越え、今では世界をリードしていくべき国家としての土台を築き上げています。

かつて、戦後の偉大な企業家達は、世界に誇れる日本を目指して必死な汗を流してきました。結果、世界で認められる商品、日本発の世界的なブランドの数々は枚挙にいとまはありません。
経済的に豊かにはなった日本人だからこそ、今後の日本は本当の意味での「豊かさ」を考えねばならないと私は考えております。土台は立派なモノが整っております。立派な母屋を建てるのは次の世代、戦後社会の恩恵を一身に受けた私達の使命だと言えるのではないでしょうか。

「真の豊かさ」とは「心の豊かさ」がすべての基礎になると私は考えています。「豊かな心」によって、社会が次なる進化を遂げるのだと思います。「豊かな心」をどのように育むべきであるか?そんな漠とした大きな課題に対し、ドームは真正面から取り組み、「社会貢献」できる企業へ、更に10年、そしてその後の10年・・・人々の生活の進化の一助となる事を目標に更なる努力をして参りたいと心からそう思っております。

大変幸運なことに、私は学生時代から、欧米のスポーツの現場に携わる経験をさせて頂きました。そこで見たものは圧倒的な「豊かさ」でした。プロや大学は言うに及ばず、中学、高校にも専用スタジアムがあったり、完璧な設備のジムがあったり・・・体育の授業、芝生のグランドで楽しそうにサッカーをする学生達。のみならず、街に自転車専用路道路があったり、たくさんの公園があったり・・・芝生のグランドでサッカーを楽しむクラブチーム、陸上トラックでジョギングを楽しむ親子などなど。競技レベルはもとより、スポーツにおける環境の違いに愕然としたのを今でも昨日のことのように思い出します。

昔を振り返れば・・・
固められた土の校庭、友達と遊んで転ぶたびに傷だらけ。
隣の野球場から飛んでくるボール。陸上部との場所取り合戦。
真冬の練習後、日も暮れ、凍りつくような水道水でのシャンプー。

体育の授業ではマット運動で"耳"をしまい、何の意味があるか分からない跳び箱や斜め懸垂、ウォームアップはラジオ体操...

私たち、スポーツ産業人にとって、やるべきことは山ほどあります。
そして、何より、私が声を大にして申したいことは、私たちのスポーツ産業は「豊かさ」に直結しているということです。私たちの毎日行なっている経済活動は、そのままズバリ社会貢献に直結しているのです。

スポーツは健康です。
自分の健康に不安を持っている中高年は一体何人いるでしょう。美容や体型の維持に苦労している人々は一体何人いるでしょう。スポーツをすることで寝たきりにならずにすむ老人が何人いることでしょう。

スポーツは教育です。
幼少の頃から勝負と向き合い、勝つこともあれば負けることもある、そんな基本的なことを学び、その中から自分を生かす方法を学べるでしょう。努力することで得られる自分だけの宝物を手に入れることが出来るでしょう。


言わずもがなではありますが、健康や教育は人間生活を営む上で、すべての基礎となるものです。現代社会において、私たちの果たす役割は決して小さなものではありません。そんな責任感、そして誇りを持って私たちドームはこれからも精一杯活動して参りたいと思っています。

経済的に見ますと、スポーツ産業は余暇産業にくくられます。

「余暇」。日本人のライススタイルはここ10年で大きく変わって来ています。総実労働時間は減少の一途をたどり、かつてあったような"接待"や"上司と帰り道の一杯"、などの慣習も少なくなっているのではないでしょうか。

余暇産業、市場規模は約80兆円といわれています。この余暇産業の中、スポーツ市場の規模は約5兆円、つまり6%程度です。もっとも大きなものがパチンコなどの娯楽産業でこちらは約30兆円とも言われており、40%近い占有率を誇っています。社会的な意義や先進国としての日本という立場を考えたら、この構図は決して誇るべきものではありません。

スポーツ産業人として、すべての人々と手を取り合い、共に汗を流し、競合他社様とは切磋琢磨をし、社会的に意義のあるスポーツ市場を拡大していくことが出来ればこれほど素晴らしいことはないと思っております。

1996年5月、バブルがはじけ、景気は底の見えない下り坂、ベンチャーブームの起こる前、東京都大田区京浜島の小さなオフィスにて「有限会社ドーム」はひっそりと産声を上げました。

明確なビジネスプランも金も商品も無い。あるのは「大好きなスポーツなら一生懸命やれる、自分を高めることができる」そんな気持ち、それと「もっと良くなりたい」という漠然とした「向上心」だけでした。

その頃、私は「とにかく会社をつぶしてはならない」ということが頭の全てを占めていました。

仕入先様にしっかりとお支払いする。
一生懸命働いてくれるスタッフにちゃんと給料を支払う。
ドームを支持して頂いているお客様にサービスを提供し続ける。

とにかく、歯を食いしばってでもドームをつぶしてはならない、迷惑をかけてはなられない。つぶれないということで、"社会的に意味のある存在"であるということを"証明"したかったかのように思います。

10年間、本当に有り難うございます。振り返るにはまだまだ早くはありますが、ひとまずいいくくりです。思い起こされるのは、とにかくお世話になった方々の暖かい顔、顔、顔ばかりです。そんな方々のご期待を胸に秘め、僭越ではありますが社会をいい方向へ前進させる歯車のひとつになりたいと心からそう思っています。

これからの10年は「社会へ貢献」できる企業を目指し、更なる努力を進めてまいる所存です。行動基準はこの10年で培ってきた「現場主義」「自前主義」「世界連携主義」の徹底的実践による「社会価値の創造」です。無欲に、純粋に、「正しいこと」「いいこと」を素直にそして全力で追求して参りたいと心からそう思っております。

皆様と共に流す汗。

私たちのかく汗はガソリンです。人間社会をより豊かに、素晴らしい方向に導くエネルギーです。気合いの汗、闘魂の汗、ガッツの汗、ハッスルの汗。そんな気持ちよい汗をこれからも皆様と共に全開でかいて参る所存です。

10年間、本当に有り難うございます。
今後とも、株式会社ドームに大いにご期待ください。
よろしくお願い申し上げます。


※ ドーム10年のあゆみについては、こちらよりご覧下さい。

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